4、福島原発  現状と被曝の検証

 

福島原発の放射能汚染は、現場で活動を続ける東京電力の関連会社社員や、自衛隊、警察等の作業員の汚染リスク、あるいは恐怖心、風評被害等を生み、混乱を起こしているのが現状です。ましてや、福島県民は、40年に亘り原発と共存してきた年月が在ります。

 

マスコミで流布されている報道や安全な地域で批判されている評論家、一般人とは異なり、冷静に受け取り、確かな データに基づく 情報知識を持って、 被曝の検証 準備をしましょう。

 

東大教授で、広島・長崎の被曝検証、チェルノブイリの被曝検証をしていた教授によれば、

日本人の二人に一人はガンにより死亡すると言います。生活習慣や遺伝子によるものです。

つまりは、日本人の自然死は、50%の確立でガンによる死亡です。

 

がんになる確率は放射線量だけではありません。

野菜を摂取しない人は、積極的に取る人と比較し、100ミリシーベルト。

運動不足の人は200ミリシーベルト。

塩分過多の人は300ミリシーベルト。

酒を毎日3合飲酒の人は200ミリシーベルト。の放射線量換算になるそうです。

 

世界中の人々が、日常的に浴びている放射線量は、平均2.4ミリシーベルトだそうです。日本は少なく、2ミリ以下なんだそうです。

因みに我が家の在る、いわき市勿来町近辺は、今朝の測定では、0.1以下です。

情報が氾濫しすぎて、何を選択したら良いのか判らなく、騒いでいるのが現状です。

県内の学校校庭や公園の表土を削る作業をし、捨てる場所も無く、積み上げられて

いる光景は異常でもあり、滑稽でもあります。今必要なのは、データに基づく正しい情報なのです。

 

東京大学医学部付属病院、放射線科准教授 中川恵一先生(ガンの放射線の専門医)は東海村の事故で、放射線を浴びた作業員の治療チームの一員でもありました。

原発事故直後、海外に脱出した方々がいましたが、日本が最も放射線量の少ない国だそうです。今後、仮に同様の事故が、何処かの原発で起きた場合、50Km以遠の地域にお住まいなら、避難する意味は無い。ともいっておられます。

 

2011年7月   福島県 いわき市 細山 記